2017年から川崎市宮前区内で24回「まちかどシェア」というイベントを実施してきました。これは「まちかど」、すなわち、「屋外公共空間」で、地域に存在する様々な資源を「シェア」する仕組みです。
その目的は、まちのなかに存在しているもののあまり見えていない資源、すなわち様々な「ヒト」「モノ」「コト」「活動」「場」などを一堂に会して可視化することで、資源間に創発が生れ、活性化されていくことを目的とした仕組みです。創発とは、「部分の性質が単純な総和にとどまらず、全体として新たな性質や特性が現れる現象や状態」を指します。
まちかどシェアでは「多様な資源が自由に行き交いシェアされる場で、一見共通点のない資源の間に生まれる自然なコミュニケーションからつながり、創造的な企画やコラボレーションが生れること」と考えています。
まちかどシェアには、個人、区役所、図書館、市民館、商店会、タイニービジネス、市民活動団体、町内会、地域包括、社協、社会福祉法人など、多様なセクターの参加者が集い、主催者は常に新たな資源の発掘を行い、同時に、創発から生まれた新たな資源を支援します。その成果が今地域では見え始めています。
by TM (本フォーラム会員・コミュニティ・プラットフォーマー)
